0m
10m
20m
30m
40m
50m
60m
70m
80m
90m
100m
110m
120m
130m
140m
150m
160m
170m
180m
190m
200m
210m
220m
230m
240m
250m
260m
270m
280m
290m
300m
310m
320m
330m
340m
350m
360m

支笏湖ブルー

天候が悪くても、水中は支笏湖ブルーと評されるほどの青。
0.3m

GoProMax トローリング

ウエイトがない場合、手漕ぎのスピードでも水面近くを引っ張ることができる
0.3m

水中ドローン着水

水中ドローンを入水させる

支笏湖について

支笏湖は4万年前に支笏火山の噴火でできた陥没地に水が溜まって形成されたカルデラ湖で、最大水深360m(平均水深265m)にもなる、秋田県田沢湖に次ぐ日本で2番目に深い湖。長径13km、短径5km、周囲約40km。
1m

ボート

9月28日は手漕ぎでした。支笏湖への動力船の乗り入れは北海道内水面漁業調整規則によって制限されており、乗り入れができるのは6月1日から8月31日まで。また、月によって時間帯が決められており、夜間の乗り入れは一切できない
2m

湖底の砂紋

砂とは違う色の堆積物が美しい模様を描く
2m

モエレ沼

最大水深2m

柱状節理

モーラップキャンプ場の東側には岩盤のエリアがある。9月28日撮影。
3m

3m底は岩

岸に近い場所では岩底もある
4m

シャジクモの一種

8月24日撮影。今ひとつ種類が判別できない。詳しい方がいらっしゃればぜひご報告いただきたいです。
5m

湖底

支笏湖ボートハウス湖岸近くは砂地が多い。8月24日撮影。
7m

岸から少し離れると砂地に

岩底から砂地に変わると水中の風景も一変する
8m

謎の物体

8月24日撮影。
10m

水深10m

魚がちらほら見え、水草も生えている
11m

風連湖水深(野付風蓮道立自然公園)

北海道根室市の根室半島の付け根に位置する湖。最大水深11.0m
12m

GoProMaxから見たデータロガー

水深約12mからの視点。8月24日撮影。支笏湖の透明度は高く、2002年には透明度30.7メートルの記録がある
12m

大沼(大沼国定公園)

最大水深12.2m
16m

水草の群生

この辺りから水草に群生が見え始める
19m

サロマ湖水深(網走国定公園)

日本最大の汽水湖。最大水深19.6m

GoProの巻き取り

自作の巻き取り器。これがあるだけで随分助かりました。グリップ部分が回転するので手に摩擦は生じません。ロープは秀岳荘さんで購入したパラコード。強度80kgf。
20m

水深20m

水草が小魚の隠れ家になっている。 支笏湖の在来種は、魚類がアメマスとハナカジカ、甲殻類がザリガニ、両生類がエゾサンショウウオのわずか4種類。

7月の水温

第1回目(7月)の実験で取得したデータの一部。およそ水深50m以下から一定の水温(4度)を保っていることがわかる。密度が最大となる4℃の水は底に沈んでいき、秋のシーズンには、ターンオーバーと言われる、表層の水が冷やされ上から下がっていき、水がすべて4℃になるまでの循環が始まります。この現象が春まで続くため、支笏湖は結氷しない日本最北の不凍湖となります。

無人探査機の巻き取り

無人探査機の巻き取り器として電動のフィッシングリールを利用。スプールには300mのラインを巻き、計器に表示される水深を目安にする。ボートが流されたりすることを考慮に入れないと300mラインを出しても実際は水深が196mほどになることも
30m

水深30m

水深30mではまだ光は届く
40m

小さくなる発泡スチロール

第2回目(8月24日)、発砲スチロール製の直径75ミリ球体が水圧によって小さくなり、水深40mで幅50mmのゲージをすり抜ける。発砲スチロールはボート付近で浮上し、回収。
40m

沈むデータロガー

水深約40m付近に係留したGoPro Maxに沈んでゆくデータロガーのLEDリングが写っていた。8月24日撮影。
45m

GoProMAX 水中シールド最大深度

45m

阿寒湖水深(阿寒摩周国立公園)

最大水深45.0m

DIY水中ロガー改良版

初号機を改良して、データの取り出しやすさや回路の改変等をしやすくしたアクリル板ケースバージョン。
50m

水深50m

50m、ドローンのライトが効き始める

DIY水中ロガー初号機

汎用部品・センサーを使って深水域を目指すことを目的としたDIY水中ロガーの初号機。水圧で回路が深水しないようにするため、塩ビパイプを外装に利用してセンサなどの露出部以外はレジンでコーティングしたロガー

DIY水中ロガー簡易検証版

DIYロガー初号機と同じ回路構成で、回路基板などを単純に防水加工のみしたバージョン。水深約100m程度まで沈めたのち、浮上後も回路自体は動作確認用LEDは光っていたがデータは途中で欠けている結果となった。
60m

水深60m

60m、明らかに光が届かなくなった。特に赤の色相から見えにくくなる。
66m

石狩川

北海道の中西部から日本海へ流れる全長268kmの一級河川。河川を流れる旭川の神居古潭地区では渓谷の地形によって河川の最大水深が約70mに達しているといわれている。
70m

水深70m

70m、マリンスノーのような小さな粒がくっきりと見える。ドローンを潜航させると、粒子が星のように流れていく
76m

ハイドロフォン

ハイドロフォン(水中で使用されるマイクロフォン)で水中の音をを収録する実験。カメラ前に缶ビール 350mlを固定し、水圧によってアルミ缶が徐々に凹んでいく音を収録。
80m

水深80m

80m、更に暗くなり、マリンスノーが美しく見える。70mより下では水温が4℃で一定となる
86m

水深86m

86m、今回の潜航最深部到達。ドローンの着底によって、泥が巻き上がる
90m

無人探査機

カメラやマイク、水圧センサー、バランスウェイトなどを積載した無人探査機。動力はついておらず、船上からラインをリリースしながらただ沈んでいくだけのシンプルな探査機。
95m

水圧で圧縮される空気

カメラレンズについた空気が水圧によってどんどん小さくなり、最後には消えてしまう模様
100m

水中ドローンについて

使用した水中ドローンはQYSEA社のFIFISH V6。 FIFISH V6は4KUHDカメラを搭載したコンパクトサイズの全方向性ROV。 最大潜航深度100m、本プロジェクトでは200mまで延長可能なケーブルを使用し、潜航深度限界の水中映像の録画を行う

急傾斜な支笏湖

この辺りから水深100mを超える。湖底図を見てピンを打ち、ボートで向かう。
112m

人類の素潜り最深記録

息継ぎなしの素潜りで潜航で、2020年にフランスのアルノー・ジェラルド氏の112mを記録している。
117m

屈斜路湖水深(阿寒摩周国立公園)

日本最大のカルデラ湖。最大水深117.0m

天候

2021年度は3度ほど支笏湖に行きましたが天候に恵まれず毎回雨が降りました。この時はちょうど日が差しました。

データロガー回収中

150mを超えると沈下開始から巻き上げまで30分以上かかることも

色別到達深度

LED照明によって探査機のゲージや水中を舞うマリンスノーが映っています。照明を用意しない場合、水の中では、赤の波長は吸収されやすく、青の波長は赤に比べ吸収されにくいため深い水域に到達できると言われています。ただし、非常に澄んだ水質でも、水深150m以下では光量は1%以下となり、それ以上の深水域では光の届かない暗黒の世界となるそうです。人間には不可視である紫外線は、より深水域まで到達すると言われ、深海に住む生物はそれを利用しているということも耳にしたことがあります。紫外線を含むカラーセンサーなどを使ってみるのも面白いかもしれません。
180m

洞爺湖水深(支笏洞爺国立公園)

最大水深180.0m
184m

水深184mの湖底の様子

第2回目(8月24日)、水深184mの湖底にペイロードが着底し、湖底の堆積物が舞い上がる様子。
196m

2021年度の最高到達深度

第3回目(9月28日)、水深196mを記録。現在の最高到達深度。
200m

深層水域

水深200mから深層水域となる。海の場合は、200mより深いエリアが深海となる。
211m

摩周湖水深(阿寒摩周国立公園)

透明度日本1位の湖。最大水深211.5m
300m

防水圧力センサ(GY-MS5837 30BA)

DIYのロガーで利用している水圧センサ(GY-MS5837 30BA)の最大計測水深は30Bar(約水深300m)となっている。
360m

支笏湖水深

支笏湖最大水深:360.1m。本プロジェクトの目標水深となる。日本で最大水深の湖は秋田県田沢湖(423.4m)。世界で最大水深の湖はバイカル湖(約1,700m)となる。